クッション付封筒とは?

ネット通信販売などで送られてきたDVDやCD、あるいは化粧品などの商品。
梱包を開いてみたら中身が半透明の気泡状の緩衝材で大切に保護されていたという経験をお持ちの方は多いはず。最近では精密機械、医療器具、宝飾品、中にはお菓子やお線香など高価な物や壊れやすい物の発送や保管にと頻繁に利用されています。
また気泡緩衝材は、主原料がポリエチレン製のものが多いため、水や雪への防水対策としても優れています。さらに溶着やカッティング加工が容易に出来る事も魅力となっています。
また近年では、帯電を防止する製品(色付き)も発売されており、その可能性はさらに広がりを見せています。そして封筒にもこの長所を活用した、いわゆる「クッション付封筒」という製品が存在します。一般的に気泡緩衝材は、メーカーによりエアーキャップ(酒井化学工業)、ミナパック(酒井化学工業)、プチプチ(川上産業)、キャプロン(ジェイエスピー)などなど様々な呼称が付けられています。空気の詰まった部分を指で潰して遊んだ経験をお持ちの方も少なくない事でしょう。

さて、気泡緩衝材を内蔵させたクッション付封筒、これがなかなかの優れ物です。配送時の様々な衝撃リスクから商品をソフトに保護してくれるのです。
この封筒は、有名文具会社のインターネットショップや封筒印刷専門ショップまたは包装資材屋さんなどで販売されています。
また、サイズは限定されますが郵便局でも扱っていますので一度確認されてはいかがでしょうか。
商品を大事に保護して送る気持ちは、お客様を大切に思う心に通じます。「商品を心でラッピングして発送する」そんな心掛けがクッション付封筒を通じて受け手に伝われば素晴らしいですね。

2、クッション付封筒を選ぶ時のポイントは?

1 なんといってもサイズが重要

クッション付封筒は、封筒部分の外寸と緩衝材部分の内寸、2通りの寸法が表示されています。通常使用する封筒の外寸感覚でサイズを選んでしまうと中身が入らない恐れがありますので充分注意をして下さい。事情が許せば現物を封入してみる事をおすすめしますが、不可能ならば業者とよく打ち合わせをしてリスクを回避して下さい。

2 希望のサイズがない時は?

既製のクッション付封筒を探してはみたものの「入れ難く窮屈だ」。
または「封筒が大きすぎて中身が動いてしまいそう」。など理想のサイズが手に入りそうにない場合はオーダーメードを検討してみるのもひとつの方法でしょう。

A、 一般的なクッション付封筒と同じスペックで作成する

市販されているクッション付封筒と同じく、封筒と緩衝材部分を接合して作成してもらう方法です。封筒と緩衝材が一体となりますので緩衝材部分が封筒の中でずれない、よれない等のメリットがあります。
反面、封筒用紙と緩衝材との接合プロセスを経るために加工経費はどうしても割高になります。
また製作前の打ち合わせは必須事項で、このプロセスが充分になされていないと思わぬ失敗を招くことがありますので要注意です。

B、 紙の封筒と緩衝材袋を別々に作成する

「秘密の裏技!」とまではいきませんが、紙封筒と緩衝材袋を別々に納品してもらい、自分の手で袋を挿入して使用するという方法はいかがですか?
封筒と中の緩衝材袋が分離しているために、封入する品物のサイズによっては袋と封筒とがずれてしまうというデメリットはありますが、通常の製作プロセスよりも比較的低コストですむというメリットがあります。
また用済み封筒をゴミ出しする際には、紙と緩衝材との分別が容易に行えます。そういう意味においては、環境に優しい作成方法と言えるでしょう。

3、 商品を送るためのものなので、折角だから印刷をしてみよう!

1 活版印刷

活版印刷は昔ながらの印刷方法です。凸部分にインクを付けて対象物に圧をかけて印刷を施す事をいいます。
緩衝材を内蔵させた封筒に対しては一般的な印刷機による対応はほぼ不可能ですが、活版印刷ならばクッション付封筒を印刷機へ通すことが可能です。また比較的安価に仕上げることができるのも長所のひとつです。
しかし網掛けなどの細工とベタや多色刷りなどに関しては不得手としているため、一般的な印刷方法のオフセット印刷と比較をすると仕上がりがどうしても劣ってしまいがちです。

2 オフセット印刷

クッション付封筒の外面にそれなりのクオリティを求めるのならば、封筒用紙と緩衝材とを接合する前工程にオフセット印刷を採用する方法があります。
複雑なグラデーションまたは画像やベタ刷りに至るまで、比較的自由な表現が可能となります。しかし完全受注生産となるのでコスト高となってしまいます。したがって大量ロットを希望するクライアントさん以外にはおすすめする事が出来ません。

いかがでしたでしょうか。
商品配送時に活躍してくれるクッション付封筒。ご使用目的に適した商品を見つける一助になれば幸いです。